政策科学分野では、主として公的な組織の経営や経済環境(経済制度)の設計について学びます。そのベースとなる分析手法は、ゲーム理論や金融理論を含む経済学と、オペレーションズリサーチ、意思決定理論、および統計解析です。この分野は社会科学のなかでも、とりわけ数量的な応用が進んだ分野です。社会科学における数量的分析の威力を学習者は楽しむことができるでしょう。
この分野では、各種政策の妥当性のほか、市場制度そのものの効率性、あるいは様々な環境下における適切な意思決定とはなにか、といった問題を考えます。具体的には、
- なぜ・どのようにして日本銀行は市場に介入するのか?
- あるいは、排出権取引など地球温暖化対策メカニズムは有効なのか?
- そのほかの有効なメカニズムはないのか?
公的な組織の経営や経済環境(経済制度)の設計について学ぶコースが、経営学部に設けられていることは比較的珍しいことです。上でも述べましたように、この分野は、早くから数理数量的な手法が導入され、社会科学分野の中でもとりわけあざやかな数理的分析がなされる分野です。その意味で数理数量的分析に力を入れている本学特有のコースであるといえます。
また、日頃学んだ分析手法を生かし、日銀グランプリや日経ストックリーグなど、外部コンテストにも積極的に参加します。
経済学、金融理論、オペレーションズリサーチ、意思決定理論、計量分析に関する専門知識を身につける。これらの知識は、将来、どの分野に進んでも役立つものとなるでしょう。
数量的な手法を用いて、金融市場をはじめとする経済環境について、独自の力で分析・評価できる。
経済政策や経済制度についてその有効性を評価できる。
この分野で分析の基礎となる手法は、ゲーム理論や金融理論を含む経済学と、オペレーションズリサーチ、さらに統計解析です。専門教育に入る前に、とりわけこれらに関連する科目について、ある程度学習しておくことが望まれます。具体的な講義科目としては、経済学概論 I, II、経営科学概論、情報処理概論 I, IIなどの概論科目のほか、ミクロ経済学 I, II、計量経済学 I, II、公共経済学 I, II、ゲーム理論、数理ファイナンスなど経済系科目、さらに政策科学および演習、オペレーションズリサーチ I, II、統計学 I, II、経営統計学 I, IIといったOR・統計関連科目が重要です。
また、将来公務員試験の受験を希望する学生は、遅くとも2年生時から準備に入るべきです。経済系大学院に進学することを希望する学生は、専門の勉強と平行して英語の勉強を早い時期から始めなくてはいけません。
このコースの代表的な進路としては、金融産業、公務員、経済系大学院などを挙げることができます。。



